MIYAGI KOGYO

 宮城興業株式会社は1941年に宮城県仙台市にて創業しました。最盛期には2000人近くの従業員がいましたが戦災により工場を焼失してしまいます。その後山形県南陽市で再建しました。1964年には、イギリスのA.Baker&Sonsと技術提携するなど、積極的に本場の技術を取り入れ成長してきました。 現在は約80名で日本屈指のシューメーカーとしての立場を確立しています。

 現場の若手の中にはヨーロッパで修業を積んできた者もおり、多くは独立を目指しています。彼らには就業時間外なら工場の機械、部材が自由に使えるという環境が整えられており、夜遅くまで作業に励んでいます。 

 MIYAGI KOGYOはWFGと宮城興業の協業で2009年に立ち上げられたブランドです。当時宮城興業の東京駐在だった荒井弘史氏に「1930代のアメリカ靴みたいに」というリクエストで木型を削ってもらうことから始まりました。荒井氏はインポート靴に深い関心はなかったが、オーソペディックシューズ(足の治療や機能補助に使われる整形外科靴)の研究に熱心で、それが活かせたようです。

 ブランド名について、WFGの下請けという形ではなく欧米のメーカーのような形で宮城興業の名前を出してネーミングしようというWFGの意見に対し、宮城興業側は「宮城興業」という名を使うのに抵抗があったようです。そこで、カタカナとアルファベットの「ミヤギコウギョウ」「MIYAGI KOGYO」というブランド名が採用されました。

 多くのお客様に愛されるブランドへと成長したMIYAGI KOGYOですが、2018年3月、これまでご愛用いただいたお客様のご意見を集め、現行モデルを全て廃番にしリニューアルしました。

 [新生ミヤギコウギョウは何が変わったのか?]

 


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1979年の創業以来、世界中の本格靴を中心に皮革製品のご紹介を通し靴文化を始めとする細やかなライフスタイルのご提案に努めています。ここでは靴の魅力や役に立つ情報を配信予定。イベントや商品についての最新情報は公式HPをご覧ください。

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