TUCCHINO(ツキーノ)は、乃木坂と福岡にアトリエを構え、世界でも数少ないダブルステッチによる完全手縫いで鞄を製作しています。
拘りのフォルム
生見氏は「遠く離れた場所から見てもツキーノの鞄」と分かるように フォルムには拘っていると話します。 そして、そのフォルムを構築する細部にも生見氏の高度な技術力と繊細な感性がいき届いています。 持ち手部分とバッグ本体を繋ぐ重要な根革のL字や、 鞄を横から見た時にも美しいシルエットが際立つ 窪みのついたマチ、 鞄一点での主張も靴とのコーディネートも楽しめる ピンキングや穴飾りが施された角補強等、 意味を持った細かなディテールもツキーノのフォルムを 作り上げる要素です。
高級素材を惜しみなく使用
革素材は、生見氏が自ら厳選したヨーロッパの高級素材を使用。また、芯材においても布や紙などは用いず選別した革を使用し、見えない部分にも一切の妥協を許しません。
主となるのはヨーロッパのカーフ(仔牛の革)です。コストを考えると部取りが多くとれる大人になった牛を選ぶのも1つの手段です。しかしその革では硬く、針が通り難い。 キメが細かく美しい表面をもち、”作り手に応えてくれる”のが 高級種と言われるカーフなのです。
最高峰の技術力による完全手縫い
革や糸を選択する際の目利き力。道具に関してはヨーロッパで特別にオーダーした”オリジナル目打ち”を独自の使用方法で扱います。また生見氏は、2本の針で糸を絞めながらクロスして縫い上げる完全手縫いの技"ダブルステッチ製法"を取り入れています。こちらの製法を使用するブランドは現在日本でもヨーロッパでも少なくなってきています。
「 ミシンで効率よく鞄を大量に作る事はしたくない。
それを手で縫う理由は、一針一針を確かめるため。
一流の鞄は手縫いでしか出来ない。」 ブリーフケースで約1,000穴あり、それを一針一針確かめている
とてつもない集中力も最高の鞄を作る秘訣でした。
鞄作りに必要なすべての工程を行う
TUCCHINOは、デザインや型おこし、縫製、そしてヌメ革(無色の革)からオリジナルの彩色を施すパティーヌまで、鞄作りに必要な全ての工程をアトリエで行っています。現在ブランドオーナーの生見氏は、弟子と共に制作を行っていますが、フルオーダーの鞄はすべての工程を生見氏が手がけています。鞄作りの全工程を一箇所の工場や工房で手がけているブランドは、世界でも類をみません。
革選び、デザイン、縫製、染色全ての工程を一貫して行う姿勢は、 ブランドコンセプトの自分発にこだわったモノづくり、デザインと クオリティが一体となった作り手の美学です。
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