鹿革は牛革と大きく違う特徴がいくつかあります。
①.丈夫で、柔らかく、滑らかな肌触り 鹿革は非常に丈夫な素材でいながら、キメが細かいのでしっとりとした肌触りがあるのが特徴です。さらには革そのものが柔らかいため、履き馴染みにも時間を要しません。
②.水に強くて通気性に優れている 吸水性や保湿力が高いので水にも強く、濡れても変形しにくい特徴があります。通気性もいいので、蒸れにくいという特性もあります。
③.古来より日本では鹿革を用いてきました
現在は牛革に比べると馴染みがありませんが、非常に優れている特性から日本では古くから鹿革が用いられました。
鹿革は適度な伸縮性を持っているので、数年間 お手入れをしなくてもしなやかさを失いません。革そのものが老化しにくいのも柔軟性を保つ理由です。
事実、東大寺正倉院には鹿革製のものが保存されていますが、千年以上たった今でも柔軟性と色彩の両方が保たれています。これが他の革にはない鹿革が持つ優れた点です。
経年変化
お陰様で大変ご好評を頂いている、ORIENTALの靴。 オリエンタルでは、今日においては稀少になっている鹿革を用いた靴も一部モデルで展開しています。 鹿の革は柔らかさに富み、革の馴染みが非常に良いため、革靴特有の「硬さ」を感じにくく、最初から快適にお召し頂きやすい靴となっています。
先日、長年ワールドフットウェアギャラリーをご愛顧頂いているお客様が以前お求め頂いたORIENTALの鹿革のお靴をお召しになってご来店下さいました。 やはり最初から非常に履きやすく、馴染みが良かったとお褒めの言葉を頂きました。 鹿の革はシワが細かく入りますが、全体を見渡した時に、鹿革ならではのリラックスした表情になり、全く安っぽさやヤレ感を感じさせません。
鹿革の靴は2アイレットの外羽根プレーントウ、シングルモンクスリッポン、チャッカブーツの3種をご用意しております。
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