ORIENTAL

 1957年に奈良県で設立したオリエンタルシューズは、当初グッドイヤー製法をメインとしたファクトリーでした。機械化が進み量産体制が敷かれてきた現在、原点に立ち戻り、今の世代が今の感性で再構築したのが新生「Oriental」です。イギリスやイタリアに負けないファクトリーブランドとして確固たる地位を獲得する、その決意が靴にこめられています。


 デビューから3年の新しいブランドではありますが、目下急成長し続けており、靴好きの方から今まで本格靴を履いた事がなかった方まで様々なお客様に愛されています。 生産者が誇りを持ってお届けするファクトリーブランド「Oriental」に足を包まれてみてください。


 〈グットイヤーマッケイライン〉

 「ビスポークのような既成靴」を形にすべく、前半をグッドイヤーウェルテッド、後半をマッケイ製法でボトムメイク。ソールの意匠をフィドルウエストにすることで、ウエスト部分をさらに強調しています。靴の顔であるアッパーレザーは、ヨーロッパのボックスカーフやバーニッシュカーフを使用し丹念にハンドフィニッシュを施しています。 特筆すべき点は、ディアスキン(鹿革)をライニングの前足部分に使用していることです。カットや縫製が難しくあまり靴には用いられませんが、ディアスキンには柔軟性、吸湿性に優れた特性があり、直接足に触れる部分に使用することで、初めから足馴染みがよく、非常に柔らかな履き心地を実現しました。馴染むまで固くて痛いドレスシューズとは一線を画する仕上がりになっています。


 World Footwear Galleryでは不定期でパターンオーダー会を開催。デザインは既製品に使用しているものはもちろん、オーダー会限定モデルもご用意し、お好きなデザイン・革を選びご自分だけの一足をお選びいただくことができます。


 〈レギュラーライン〉

 アッパーにはメンズシューズ用に鞣された国産レザーを使用。グッドイヤーウェルテッド製法を用い、コストパフォーマンスの高い正統派ドレスシューズです。アッパーに鹿革を用いたデザインもご用意しております。


関連記事一覧

 

World Footwear Gallery Official BLOG

1979年の創業以来、世界中の本格靴を中心に皮革製品のご紹介を通し靴文化を始めとする細やかなライフスタイルのご提案に努めています。ここでは靴の魅力や役に立つ情報を配信予定。イベントや商品についての最新情報は公式HPをご覧ください。

0コメント

  • 1000 / 1000